関西で私立小開校ラッシュ ママたちも「お受験」特訓
asahi.com 2006年10月01日
「関関同立」をはじめ小学校開校の動きが相次ぐ関西で、私立小学校の入試が
本番を迎えている。
子どもはもちろん、保護者として面接を受けるお母さんたちも自分の「お受験」
対策に必死だ。受け答えの仕方は? 服は何を着たら? 幼児教室では歩き方
を指導するセミナーが開かれ、百貨店が催す面接スタイルフェアも盛況だ。
ともに今春、京都市に開校した同志社小学校、立命館小学校では10月、来春入
学を目指す子どもと保護者の面接試験がある。目前に迫った9月29日、同市内で
保護者を対象にした「面接センスアップセミナー」があった。
幼児教室の成基親子プラザタム(京都市)が今年初めて開き、お母さん65人が参
加した。
先生は元ファッションモデル。まず、内股や猫背をチェック。「歩くときスリッパをぱた
ぱたさせないコツは、歩幅小さく足の甲に力を入れて」などとアドバイスが続く。
「子どもの足を引っ張らないよう頑張る」と参加者(39)。
模擬面接の様子をビデオに撮って指導するコース(30分で7350円)には、160組
が参加した。「やれることはすべてやろうというのが親心」と同教室の小野慶子さん
(40)はいう。
大丸京都店は同月10日、婦人服売り場で無料の「受験サクセス講座」を開き、
面接のいい例、悪い例を劇にして見せた。08年の関西学院初等部(兵庫県宝
塚市)、10年の関西大の小学校(大阪府高槻市)開校をにらんで、大丸神戸
店も今年初めて講座を開いた。各店の狙いは、お母さんが面接で着る服の販売だ。
定番は濃紺ワンピースと上着のアンサンブルで、売れ筋は10万円ぐらい。採
点する小学校側には、「みな一緒のリクルートスーツを着た名残でしょうか」
(同志社小)との声も。
「スリッパは『柄物』はだめらしい」などと受験者の間でうわさが広まるが、「服で
はなく、教育方針やしつけなど受け答えの中身を見ます」(立命館小)。
小学校入試に詳しいジャーナリスト末木佐知さん(42)は「首都圏の7、8
年前の様子と似てますね。派手好きといわれる関西ではもっと過熱するかも。
でも面接は仕事用スーツで十分。うわさに振り回されて高いお金を使わないで」
と話す。